こんにちは、私は某物流会社で人事を担当しています。当社グループは、物流事業だけでなく、レストラン経営や福祉介護など、幅広い分野で事業を展開しています。
今年は世界的な混乱の影響を受け、当社も例外ではなく、経営的に厳しい状況に直面しました。しかし、その中でも新しい仲間たちを迎え、未来を見据えたスタートを切ることができました。
今回は、新入社員とどのように向き合い、イマドキの若者の心を掴むために行った工夫をご紹介します。
新人との接し方に悩む人事担当者へ

新入社員の特徴と課題
当社には今年、以下のような新入社員が入社しました。
- 物流会社:高卒男子2名
- 福祉介護事業:高卒女子1名、短大卒女子1名
それぞれ性格や様子は異なり、元気で社交的なタイプから、静かで控えめなタイプまでさまざまです。新人研修を進める中で、特に以下のような課題が浮き彫りになりました。
- 挨拶や基本的なコミュニケーションの不足
- 注意をどう伝えるべきかの難しさ
- 新人が抱える漠然とした不安への対応
こうした課題を解決するため、私は以下の3つのポイントを意識しました。
新人との接し方に悩む人事担当者へ

新入社員の特徴と課題
当社には今年、以下のような新入社員が入社しました。
- 物流会社:高卒男子2名
- 福祉介護事業:高卒女子1名、短大卒女子1名
それぞれ性格や様子は異なり、元気で社交的なタイプから、静かで控えめなタイプまでさまざまです。新人研修を進める中で、特に以下のような課題が浮き彫りになりました。
- 挨拶や基本的なコミュニケーションの不足
- 注意をどう伝えるべきかの難しさ
- 新人が抱える漠然とした不安への対応
こうした課題を解決するため、私は以下の3つのポイントを意識しました。
イマドキの若者の心を掴む3つのポイント

1. 緊張を解きほぐし、安心感を与える
新入社員にとって「大人との会話」は特別なものです。緊張感を持っている相手にいきなり「これをやれ」「あれを直せ」と指示をすると、萎縮してしまいます。そのため、私はまず自分から心を開くことを意識しました。
役割を柔軟に演じる
上司としての顔だけでなく、時には頼れる兄貴分や親しみやすい存在として接しました。「この人は怖い存在ではない」と感じてもらうことが第一歩です。
軽い雑談から関係構築
初対面では、出身地や趣味などプライベートな話題から会話を始めるようにしました。これにより、新人たちがリラックスして話せる環境を作ることができました。
2. 味方であることを伝え、信頼関係を築く
新人は初めての仕事や新しい環境に飛び込み、不安を抱えています。特に現場では、業務に慣れない上に、人間関係にも気を遣わなければならないため、必要以上に疲労がたまります。そのため、次のような工夫をしました。
困ったときは頼っていいと思わせる
「何かあったら私がサポートするから」と、具体的に伝えました。この言葉を何度も繰り返すことで、新人たちに「味方がいる」という安心感を与えることができました。
一緒に乗り越える姿勢を示す
ミスや困難に直面したとき、一方的に注意するのではなく、「一緒に改善方法を考えよう」というスタンスをとりました。これにより、新人たちは萎縮することなく、自分から改善しようとする姿勢を持つようになりました。
3. 仕事や人生についての意味を伝える
若い世代には「なぜこの仕事をするのか」という意味や意義をしっかり伝える必要があります。特にイマドキの若者は、「なぜそれをするのか」に納得しないと、モチベーションが続かないことがあります。
「若さ」は最強の武器だと伝える
若い世代には無限の可能性があります。体力や気力、学習能力など、何度でも挑戦できる力を持っていることを伝えました。「失敗しても大丈夫。若さがあればやり直せる」とポジティブなメッセージを送り続けました。
仕事を通じて得られる経験の価値を説明する
「今の仕事が将来どのようにつながるか」を具体的に話しました。例えば、「この経験が将来のキャリアアップや自己成長に役立つ」といった未来の可能性を見せることが重要です。
現場配属後のフォローの重要性

適度な距離感を保ちながら話しかける
新人研修が終わり、現場に配属された後も、新入社員たちのフォローを続けました。特に重要だと感じたのは、適度な距離感を保ちながら話しかける機会を増やすことです。
イベントや会議の場を活用
社内のイベントやちょっとした機会に新人と会話をすることで、業務に対する不安や現状を把握しました。
「聞く」姿勢を大切にする
まずは新人たちの話をひたすら聞きました。話をしっかり聞いた上で、必要なアドバイスを的確に伝えることで、彼らの信頼を得ることができました。
人事担当者としての目標
最終的に、新入社員が職場でのびのびと働けるようになることが私の目標です。現場と人事部が協力し合い、新人たちを育てる環境を整えることが必要不可欠です。
新人時代の経験を踏まえ、これからも新人たちが成長しやすい環境を作り、「この会社で頑張りたい」と思ってもらえるよう尽力していきたいと考えています。
次回予告
新人育成は、短期的なゴールではなく、長期的な視点が求められます。
次回は、新人たちへの具体的なアプローチや成功例をさらに詳しくお伝えします。どうぞお楽しみに!